顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー

デンマークのリフレクソロジー「ソレンセン式神経反射療法」の日本校

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クライアント: 11歳 女子     顔面肩甲上腕筋型筋ジストロフィー


目的:  ① 肩、首の痛みの緩和 ② 表情筋の回復 (口輪筋、眼輪筋)、 右上肢拳上の改善 ③ 血液検査数値の改善


   初回時の様子と症状: 様子:ご両親とご本人の3人でみえる。年齢の割にはしっかりとした受け答えをし、礼儀正しい印象を受ける。緊張していて体も顔もこわばりぎこちない 発症したのは2014年7月、病名が付いたのが2015年3月 めまい様の頭痛で学校を休む。3日目、近くの病院での血液検査で高い CK値を検出   6月にフェイシャルリフレクソロジーを開始するが、それまで食事療法、鍼灸、漢方に努める   症状: ・眼にギュッと力を込めてつぶるのが困難 ・口もエ、イ、ウの形がつくりにくい ・水平位置からの右手拳上が困難(但し、髪を後ろで束ねたりする仕草は可能) ・首の両サイド(胸鎖乳突筋に沿って特に耳下腺付近のリンパ節)~肩にかけての鈍い痛み。 この痛みは起床時のみで学校に行っている間は生じない。優しく触れても痛がる ・便秘がち。尿の出は小さいころから良くない


トリートメントプラン: ローズヒップオイル、フランキンセンスオイルによるFR とヘッドマッサージ(頭蓋のポイントとラインを選択する時は省略)  

ポイント: このケースは筋肉の病ではあるが、むくみなどがあることから循環、水分代謝の回復も筋肉とともに重要と考えプランを立てる

【ディポジット: 胃 (初回は肺、3回目から胃に変更)】
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* ステップ1: 痛がるポイントが多いので圧を確認しながらの施術
* ステップ2~3: 通常通り
* ステップ4: 額~髪際~こめかみの耳上まで充分にていねいに
* ステップ5: 脳、首、肩、目の周囲に対して充分に
*ステップ6: 筋肉に対するニューロバスキュラーポイント
Add.①:564の神経ポイント:視床下部/下垂体; 副腎; 肝、肩関節;リビングポイント(硬結のあるポイントをみつける)
Add.②:コロンリンク: 松果体/視床下部/下垂体(リンクポイント2番)
Add.③:ヤマモト:   オレンジ、赤
Add.④:頭蓋のポイントとライン: 心、小腸経(ピンク) *ステップ7: 通常通り


  施術経過:  

1回目: 初回ディポジットは肺でとる お顔全体の皮膚の水分代謝が悪く弾力なくポチャッとしている。
皮膚表面、口周囲~頬のザラザラ感、頬周辺は赤くなり易い。
口の下の脹れ(口~下顎、耳下腺の腫脹が大きい: ステップ1で耳下腺を触ると痛がる)施術後、好転反応で顔全体が脹れた  

2回目: 1回目施術後の顔の腫脹を受けFRのステップ1~3+リンパドレナージュを試す。 施術後30分眠り続ける  

3回目: デポジトを肺から胃へ変更 変化:
① この頃から咳が出るようになり、痰も排出するようになる。
② 顔の輪郭、顎のライン、顔の幅、口周囲の形に大きな変化がみられる
③ 首、肩の痛みが少しづつ軽減   4回目: 首、肩の痛みが4回目の施術までの間4日間なかった。又咳、痰、鼻水も 出るようになる

5回目: 首、肩の痛みは極端に軽減。この1週間全くなし  

6回目: 約束日に前額部、側頭部が締め付けられるような痛みが出て翌日みえる  

7回目: ステップ1で痛く感じていたポイントが2カ所に軽減 最近は首、肩の痛みはほとんど出ない  

8回目: 順調に施術

【2015年9月 ご両親からの報告メール(本文そのまま)】  
(血液検査、心電図、呼吸機能、レントゲンの検査を受けました。心電図、呼吸機能と共に異常なしでレントゲンでは背骨のゆがみはありませんでした。 9か月ぶりの検査はドキドキでしたが、CK値が319に下がりその他の数値も良くなっていました。今までCK値がこんなに低いことはなかったのでうれしくて思わず涙が出てしまいました。)  

9回目以降は筋肉運動のリハビリ的なことに主眼を置き施術続行の予定     以上 2015年9月9日 記


  akiko_kuniyoshi

プロフィール: 國吉明子
東京都文京区春日 “Tia’s Balance “ オーナーセラピスト  

私がこのセラピーを知ったのは、ロンドンにいる姪を通じてでした。彼女もLone Sorensenのいくつかの講座を受講し、セラピストとして既に活動していたのでその効用は周知の通りでした。
私自身は当時鍼灸師として何年か 過ぎていたのですが、“私にはTouching の方が鍼よりも合っているのでは?”との思いと家族に難病の兄がいたので、彼の症状が悪くならないようにする為にもこれは良い!との思いで始めることにしました。
東洋医学、西洋医学、ベトナムなどの伝統医学等々のエキスがたっぷり詰まった内容の講座はどれも魅力的だったのですが、まず、ソレンセン式セラピーの基本的な「フェイシャルリフレクソロジー」を選択し東洋医学的な考え方を確認し、更に深く色々な講座を勉強することになりました。
現在自宅のサロンで“ビューティーラインの一歩先にある調整と統合”をテーマに習得したセラピーの組み合わせでアンチエイジング、フェイシャルリフティングなどのビューティー面と、様々な病からくる症状のリハビリ的な機能回復などを基本にしたトリートメントをさせていただいております。  

取得資格:
フェイシャルリフレクソロジー
TCM東洋医学フットリフレクソロジー
ニューロフットリフレクソロジー
ニューロハンドリフレクソロジー
フェイシャルリンパドレナージュ組み合わせ法
コスモフェイシャル
コスモリフト
コロンリンク
コスモアイ
養育者指導ペアレンツコース